スマホは普及したのになぜ仮想通貨決済は進まない?

国内ではスマホを利用した決済システムが非常に活発に稼働しはじめており利用者も短期間で大きく増加しはじめています。

こうなると仮想通貨での日用品購入決済ももっと発展してもいいように思うのですが、実社会では仮想通貨による決済は残念ながらまったく普及しようとする気配すら感じられない状況です。
なぜ電子マネーと仮想通貨はここまで差がついてしまったのでしょうか。

 

価格が変動しすぎて決済にはうまく使えない

まずもっとも流動性が高いビットコインで考えてみますと、価格が変動しすぎることが一番日用品での決済に不向きであることがあげられます。

昨日1BTC60万円だったものが翌日90万円近くになり、さらにその翌日に77万円になるのでは価格をみていて決済のベストタイミグを見計らわなくては大損になってしまうこともあるわけですから、まずそれだけ考えても使いにくいものであることはすぐにわかります。

電子決済の場合は日常的な生活に利用するものですから価格の価値観というものがはっきりしなくてはなりません。つまり電子決済であっても日本なら日本円という法定通貨の価値でいくらなのかということをしっかり視認して売買しているわけです。

我々が海外旅行に行ってものやサービスを購入するときも5ドルならだいたい日本円で600円とか即座に自国の法定通貨の価値で考えるわけで、多少の誤差はあってもドルと円の関係なら年間を通じて上下幅はせいぜい1割ですから概算で暗算してもそれほど大きな間違いにはならないわけです。

しかしビットコインの場合法定通貨との価値が目まぐるしく異なるわけですから日常的にいつ決済しても同じとはいかない大きな問題が生じることになるわけです。

仮想通貨が決済通貨としてまともに機能するためにはまずこの部分から改善されないことには話になりません。

 

リアルタイム決済ができないのは決定的問題

PayPayにせよ他のLINE PAYにせよリアルタイム決済は当たり前の世界でほんの数秒で決済は確定することになるわけですが、ビットコインで決済しますとそうは問屋が卸さないのが現実で、数分から仮想通貨取引所によって数十分以上待たされてやっと決済したかどうかがわかるという点は致命的な欠陥といえます。

この間にいくらで最終的に決済されたのかはあとでみないとわからないわけですから、少なくとも現状ではビットコインの決済はできない状況で、価格が安定してリアルタイム決済のできる仮想通貨がでるのを待たなくてはならないのが現実のようです。

国内ではメガバンクが発行しようとしている決済専用の仮想通貨のほうがまだ芽はありそうで、このあたりが大きく改善してくれば仮想通貨の価値もかなり変化することが期待できそうです。