南アフリカランドの政策金利推移とスワップポイント

高金利通貨としてスワップ狙いの対象になる南アフリカランドの政策金利は、2008年8月ごろが年12%と一番高かったです。

このときの日本の政策金利は年0.5%とスワップポイントの目安となる金利差は年11.5%となります。実効レバレッジが10倍だと年115%と1年で倍以上になります。2倍程度で年23%とかなりの高金利になるとこは確かです。しかし段階的な利下げで2009年8月には年7%まで下げています。

その時の日本の政策金利は年0.1%で金利差は6.9%と半分近くになっています。金利差が減れば、当然スワップポイントも減るわけで、当時は政策金利が下がるごとに市場金利が下がって、同時にスワップポイントも下がっていきました。

 

スワップポイント自体は金利よりも為替レートの方が重要

スワップポイントは金利差で決まりますが、1通貨当たりのスワップポイントは、金利よりも為替レートの方が影響が大きいです。

例えば2011年4月に1ランド12.6円の時のスワップポイントと2016年1月の1ランド6.3円の時のスワップポイントですが、2011年4月の政策金利が年5.50%で2016年1月の政策金利が6.75%ですから、金利的には2016年1月の方が多くなります。

しかし1万ランドで計算して12万6千円の年5.50%の金利収入と6万3千円の年6.75%での金利収入でしたら、12万6千円の方が多いわけで、スワップポイントも2011年4月の方が多くなります。ゆえにスワップポイントの大小で考えるなら、為替レートの方が重要と考えるべきです。

 

政策金利が為替レートに影響を与える

スワップポイントは、金利よりも為替レートの方が重要と書きましたが、金利が為替レートに影響しますから、金利の方も軽視できないです。

スワップポイント狙いの場合、利下げがあると為替レートも下がり、保有中の場合は金利下げと為替レート下げのダブルパンチでスワップポイントが下がりますから、損益も資産価値の減少とスワップ益の減少というダブルパンチになります。それゆえスワップ狙いの場合は為替レートだけでなく政策金利の動向にも注意をする必要があります。

政策金利は、一度変動があるともう何ヶ月も動きませんから、利下げがあれば為替レートの上昇も期待できないし、スワップポイントも下がるので、他の通貨に移動すべきです。

南アフリカランドの政策金利の動向ですが、いろいろ複雑な要因が絡み合って、7月は予想外の利下げを行って、今後も利下げが続くのかインフレを警戒して利上げをするのかよくわからない感じです。

 

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